ちゃこブログ

お絵かきとUnityとBlenderと日記

【OuterWilds - Echoes of the Eye】もう一つの種族の物語

OuterWildsのDLC、Echoes of the Eyeをクリアしました。
プレイしていてOuerWildsの本編をプレイしていた時のような、未知を探求する体験ができて本当に幸せでした。
本編の感想はとても衝撃を受けて小説ができるぐらいの量の感想文を書きなぐってしまったのですが、今回は簡単な感想だけ…

例のごとくネタバレにご注意を。

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未知との遭遇

導入のあの衝撃ですよ。
電波塔にあるヒントから「流れ者」に出会います。
巨大な謎の構造物におそるおそる入ってみると、そこは自然あふれる光景、美しい音楽と共に川を下るあの体験…とても感銘しました。本当に曲が良すぎます。
また自分は未知と出会えたんだという気持ちで胸がいっぱいになりました。

三段構えの真相

流れ者での22分間は途中でダムが崩れるなどして建物が崩れていき、どんどん老朽化が進んでいるかのようでした。
しかし、調査を進めるととある施設に大量の遺骸が火を囲んでいるまるで儀式のような施設が見つかります。
なんとそこから精神世界に意識を飛ばすことができることが分かりました。
精神世界は暗くほとんどホラーだったので進めるのがとても苦痛でした。その世界での調査を進めていくと、精神世界は神秘的な力によるものではなく、仮想現実・VRでテクノロジーによって構築された世界だったのです。仮想現実世界でのバグやらを駆使して謎を解いていくのでした。まさか公式のゲームでバグやシステムの穴を付いて攻略をするようなことがあるとは思いませんでした。(笑)

囚人との出会い

すでに「彼ら」にトラウマを植え付けられまくってる状態で、あのような演出で出てこられて心臓が飛び出しました。
でも「彼」には対話の意志を持つ知性を持ちあわせていると知り、量子の月にいたSolanumとの出会いを想起させるようで嬉しい気持ちになりました。
文字もわからないのにどうやって対話するんだろう?と思ったらまた新しいテクノロジーですね。Solanumとはある種一方通行のコミュニケーションになりがちでしたが、映像であれば言語が必要ないしお互いに同じ情報量をやりとりできるので良い手段だと思いました。
自分自身の冒険を囚人に伝える時の演出が、音楽と映像が、素敵すぎて涙なしには見てられませんでした。
「彼」は私が伝えた真実の歴史を見て自分は間違っていなかったのだと理解し叫び、その後満足そうに成仏していった様子を見て、自分の冒険がただの好奇心を満たすためのものではなく誰かの為になったんだと感慨深いものを感じました。宇宙の眼で全員が揃ったとき時間と空間を超えて3つの種族が結ばれた奇跡を実感しました。

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まとめ

OuterWildsの特性的にどのようにDLCを混ぜることが出来るんだろうと疑問はあったのですが、ごく自然に本編に組み込まれていたのはさすがとしか言いようがありませんでした。
DLCということで謎解きなどのヒントは本編より多めでさくっとできた印象がありましたが、それでもこのスケールで冒険が出来るのは良いボリューム感だったと思いました。
またOuterWilds級の素晴らしい体験ができるゲームに出会いたいものです。